montana_sf16’s diary

気まぐれではありますが「過去記事」を少しずつ掲載していきたいと思います。※アルバム紹介について。⇒ バンド名~アルバムタイトル~(掲載年月) ←この順番になっています。何かご覧になりたいもの等ございましたら受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

クイーン オペラ座の夜 (2014-8)

f:id:montana_sf16:20220418042706j:image f:id:montana_sf16:20240417024629j:image🎦A Night At The Opera - YouTube

クイーンのコンサート(再結成)を観たのは初来日公演(武道館)以来かれこれ30年ぶりでした。もちろんフレディはいません。そのかわりほぼ同じ年月くらいぶりに、コレまたまさかの初来日公演(武道館)以来のポール・ロジャースを見ることになろうとは…🤔 何だか感慨深い気分になりました。そんな気持ちで横浜アリーナへ行った時のことです。よくある光景ですが客席を映し出したスクリーンに、お母さんに連れられた小学生くらいの女の子が「’39」をブライアンに合わせて完璧に歌っていました。それを見た時、何だか胸が熱くなりました。そう、つまりクイーンは日本ではそういうバンドなんです。この作品はクイーンの最高傑作であると一般に言われてますし、自分もそう思います。前作発表後、散々だった全米ツアーに出て、その帰路に立ち寄った日本ツアーで大歓迎を受けたことが、彼らにスーパースターであることの自信を植えつけ、こんな傑作をもたらしました。執拗なまでにオーバーダブを繰り返したギターやコーラスはとても分厚くて実に聴き応えがあります。それもそのはずで、このアルバムはそれまでのイギリス・レコード史上最も製作費の高いレコードとなっていました。この作品はしばしばビートルズの「サージェント・ペパーズ」になぞらえられます。アルバムの完成度の高さを指しているのでしょうが、このアルバムはコンセプト・アルバムというわけではありません。「オペラ」は意味深ですが、タイトルはマルクス兄弟の映画ですし。むしろ、一曲一曲に様々なアイデアが詰め込まれていて、それぞれが一つのドラマを構成しています。ただし、演劇然としているというわけではなくて、濃密な時間がそれぞれに詰め込まれているんです。その典型はもちろん「ボヘミアン・ラプソディー」です。三部構成になっているこの曲では、流麗なメロディーの第一部、オペラ風の第二部、ハードロックな第三部、そしてエピローグ。6分近い曲ですが、ロックの歴史に残る大名曲です。よくもこんな曲が出来たものです。同様な構成は「預言者の唄」にも見られます。この曲もよく聴きました。後半部にフレディーのボーカルが切り込んでくるところなどは今でも鳥肌ものです。他の曲は比較的短い曲ばかりなのですが、とにかくバラエティーに富んでいます。自分はこのアルバムは全曲隅から隅まで覚えてます。ホント-によく聴きました。同じような曲が一つもありませんから全曲覚えることなどとても簡単です。「サージェント・ペパーズ」なら「ウェン・アイム・64」にあたる「グッド・カンパニー」ですら覚えています。

f:id:montana_sf16:20220418044612j:image f:id:montana_sf16:20220418044554j:image f:id:montana_sf16:20220418044651j:image f:id:montana_sf16:20220418044723j:image f:id:montana_sf16:20240417025346j:image🎦Queen – Bohemian Rhapsody (Official Video Remastered) - YouTube

🎦Queen - Bohemian Rhapsody (Live Aid 1985) - YouTube

このアルバムからはジョン・ディーコンさんの「マイ・ベスト・フレンド」もヒットしました。エレピの音が泣かせる名曲です。ロジャーやブライアンが歌う歌もあり、フレディー以外のメンバーも通常のバンド以上に大活躍しています。しかし、ぶっちゃけクイーンはフレディーのワンマン・バンドですよネ。フレディーの体臭が全体に濃厚です。このアルバムに一本太い芯が入っているのは、フレディーの世界観あればコソでしょう。「ボヘミアン・ラプソディー」に見られる見事に虚構然とした素晴らしい異世界です。全世界で大ヒットし、ここ日本でもさらに圧倒的な人気を得ることとなった作品です。当時の技術の粋をつくした作品は圧倒的な完成度を誇っています。実は初来日時はフレディの調子がイマイチだったこともあって、当時はこれでロックともオサラバかな?🙄。なんて思ったものですが、映画を観て、そして改めて時の流れを振り返ってみれば、ポスト・ビートルズ世代の自分としては初めて出会った新しいスーパースターの誕生。という事実でした。

Night At the Opera / Queen (1975 EMI)

🎦QUEEN ボヘミアンラプソディ(2018) ライブエイド(1985)日本語訳 - YouTube