montana_sf16’s diary

気まぐれではありますが「過去記事」を少しずつ掲載していきたいと思います。※アルバム紹介について。⇒ バンド名~アルバムタイトル~(掲載年月) ←この順番になっています。何かご覧になりたいもの等ございましたら受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

マライア・キャリー ザ・ワンズ (2018-7)

f:id:montana_sf16:20230327065118j:image💿️🤍 #1s Mariah Carey - YouTube

🎦Mariah Carey #1's - YouTube

全米首位獲得週最多記録保持者のマライア・キャリーによる初のシングル・コレクションです。発表は1998年、マライアがデビューしてすぐに世界を席巻してから10年弱、1990年代のヒット曲を網羅した作品ですが、「グレイテスト・ヒッツではありません」マライアはこの時点では「そんなに長いキャリアではないし、まだ私には早すぎる」と言ってます。この作品は「これはファンの皆さんに、私のシングルをチャートのNO.1にしてくれてありがとう!という意味を込めたものです」。なるほど、素敵な言葉です。彼女はこの時点で13曲の全米1位曲を抱えていました。本作品はそのうち12曲を収録し、ボーナス曲を7曲加えたアルバムで、題して「#1’s」、邦題は「ザ・ワンズ」です。誰も文句のつけようがありません。わずか10年足らずでこの成績はマジ凄いです。ボーナス曲は3種類あります。まずはオリジナル米国盤に登場する4曲、インターナショナル盤に収録されたカバー曲2曲、そして日本盤だけに収録された「恋人たちのクリスマス」です。日本盤は3種類ともに収録されていますからお得です。日本だけのボーナス「恋人たちのクリスマス」はこの時点では全米1位ではありませんでしたが、クリスマスの定番曲として毎年のようにチャート入りし、リリースから25年後の2019年暮れに全米1位となり、さらに翌年12月にもチャートを制しました。

f:id:montana_sf16:20220327161715j:image f:id:montana_sf16:20220327161755j:image f:id:montana_sf16:20220327161652j:image f:id:montana_sf16:20220327161857j:image🎦Mariah Carey - All I Want for Christmas Is You (Make My Wish Come True Edition) - YouTube

稀代の名曲は日本では発表直後からTVドラマ「29歳のクリスマス」の主題歌となり、中山美穂がカバーした「HERO」とともに日本におけるマライアの代表曲となっていました。結局、全世界で1600万枚と次元の違うマライアのチョー特大ヒットになっています。ボートラで目をひくのはマライアの恩人ブレンダ・K・スターのヒット曲「アイ・スティル・ビリーヴ」のカバーです。この曲の存在で、マライアの本作品に込めた思いがいっそう伝わります。それなのにほどなくしてレコード会社は勝手にベスト盤を出してしまいます。酷いですよネ 😥 本作品では4曲目から15曲目までに全米1位曲が新しいものから順番に並んでいます。渾身のバラード「マイ・オール」から、デビュー作「ヴィジョン・オブ・ラヴ」まで、16曲目はボートラの「アイ・スティル・ビリーヴ」で、デビュー前にまで遡ります。マライアの歩んできた道を一緒に振り返っていける構成が素敵です。多彩なプロデューサー陣と冒険しながらも、王道のバラードも忘れない。ほどよい弾けぶりがいいです。これだけ歌が上手いと何をやってもちゃんと様になるということです。個人的にはマライアといえば「ドリームラヴァー」ですかネー。シンプルなリズムに乗せたドリーミーな感じがいいです。正直、それまでマライアに興味なかったので、この曲で一気に "良さげレベル" UP してしまいました。草原で踊るMVも素晴らしく、8週連続1位も当然でしょう。この作品は世界で1800万枚を売り上げる大ヒットぶりで、日本での売上も300万枚を越えてます。なんでも日本で最も売れた洋楽アルバムだそうです。マライアの場合、こうした人気がこの後も末永く続いてゆくところが凄いです。まさに文句ナシ!稀代の歌姫です。

🎦Mariah Carey - Dreamlover (Official 4K Video) - YouTube

f:id:montana_sf16:20220327163143j:image f:id:montana_sf16:20220327163051j:image f:id:montana_sf16:20220327163127j:image

#1's / Mariah Carey (1998 Columbia)