montana_sf16’s diary

気まぐれではありますが「過去記事」を少しずつ掲載していきたいと思います。※アルバム紹介について。⇒ バンド名~アルバムタイトル~(掲載年月) ←この順番になっています。何かご覧になりたいもの等ございましたら受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

ボン・ジョヴィ 夜明けのランナウェイ (2018-12)

f:id:montana_sf16:20220426205150j:image f:id:montana_sf16:20240121165850j:image💿️Bon Jovi - Bon Jovi (Album) - YouTube

クイーン、ジャパン、チープ・トリックの並びにボン・ジョヴィも入ります。日本の女子たちが最初に見出した世界的アーティストです。ボン・ジョヴィのデビュー作は、どの国よりも早くまず日本でゴールドディスクを獲得しました。以降、ボン・ジョヴィは日本びいきとなりました。←(非常に良い傾向です😁🎵) ニュー・ウェイブ・オヴ・ブリティッシュ・ヘヴィー・メタル、すなわち NWOBHM が巻き起こると、米国においても数々のヘビメタ・バンドが出現しました。多くは西海岸出身だったのに対し、ボン・ジョヴィは「煌きのニューヨークから劇的にデビュー」しました。ボン・ジョヴィは、ボーカルのジョン・ボンジョヴィとキーボードのデヴィッド・ラシュバウムがニュージャージーの高校で出会い、バンド活動を始めたことがその起源です。卒業するとラシュバウムはニューヨークのジュリアード音楽学校に学びに出ます。ジョンも続いてニューヨークに出て、かの有名なパワーステーション・スタジオで約2年間雑用係として働きました。チャンスは巡ってくるもので、彼は「夜明けのランナウェイ」を制作することに成功し、ローカル・ラジオにてオンエアされるに至ります。その後、ラシュバウムとボンジョヴィは再び一緒にバンド活動を再開、ベースにアレック・ジョン・サッチ、ドラムにティコ・トーレスを加え、さらにセッション・ミュージシャンとして鳴らしていたリッチー・サンボラをギタリストに迎えてラインナップが完成します。

f:id:montana_sf16:20230805155933j:image f:id:montana_sf16:20240121165757j:image f:id:montana_sf16:20220426210128j:image  f:id:montana_sf16:20230805155954j:image🎦Bon Jovi - Runaway (Official Music Video) - YouTube

レコード契約を獲得したボン・ジョヴィは、さらにエディー・マニーやZZトップをサポートするなどして注目を集めます。ジョンには「フットルース」の主演のオファーが来たと言いますから、ビジュアル面でも大いに注目されたことが分かります。そしてこのアルバムです。バンド結成前の「夜明けのランナウェイ」をそのまま含んでいますし、サポート・ミュージシャンが何人もクレジットされているアルバムですけど、「スターになるべくして登場したグループ」らしく、生きのいい作品になりました。アルバム発表後には、スコーピオンズホワイトスネイク、キッスなどの大物バンドをサポートした他、ヘッドライン・ツアーにも出ています。日本にも1984年8月に初来日して、熱狂的な歓迎を受けています。そりゃ感動するでしょ。さらに日本では麻倉未稀が「夜明けのランナウェイ」をカバーしてTVドラマの主題歌に抜擢もされています。いかにも日本的な歓迎の仕方が時代を感じますが、いずれにせよ、日本ではボン・ジョヴィはいきなりビッグ・ネームになりました。ただしボン・ジョヴィをヘビー・メタルと呼ぶのはいささか躊躇します。たとえばリッチーのギターなどはヘビメタの様相を呈してますし、リズム・セクションもメタル的ではあるんだけれども、メロディーがキャッチーでポップなテイストが強いんてすよネ。🤔 ま、そこが人気の秘訣でもあるワケで…。熱い信頼関係を築くことになる伊藤政則氏は、ユーライア・ヒープを思い浮かべたそうですが、ボン・ジョヴィの方がずっとキャッチーで若々しいです。明るい屈託のないサウンドが新世代を感じさせたものです。つまりスーパースター、ボン・ジョヴィのデビューと言うことになります。

Bon Jovi / Bon Jovi (1984 Mercury)