montana_sf16’s diary

気まぐれではありますが「過去記事」を少しずつ掲載していきたいと思います。※アルバム紹介について。⇒ バンド名~アルバムタイトル~(掲載年月) ←この順番になっています。何かご覧になりたいもの等ございましたら受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

不乱苦雑派 虚飾の誘惑 (2012-9)

f:id:montana_sf16:20220423110824j:image f:id:montana_sf16:20220423110845j:image  f:id:montana_sf16:20220423110907j:image💿️Frank Zappa - Zoot Allures (1976) - YouTube

なんだ?このタイトル。どー見てもふざけてますよネ。しかし、そ‐ではありません。ザッパファンならみんな知っています。なるほど、こ‐来たか!ってなものです。🤭 1976年に初来日を果たしたザッパ先生は、このアルバムに大阪でのライブ音源を収録した上に、裏ジャケットに漢字で名前を書いてくれました。最初で最後の来日コンサートでした。当然、自分はまだ学生でライブも見に行ってません。てゆーか、そもそもこの頃はザッパ先生のこと名前くらいしか知りませんでした。それでも、見た。👀‼️って人がいるんですよネ。たまたま仕事で知り合った人が見に行ったと自慢げに話してくれました。もちろんめっちゃ腹が立ちました。😒💢 このアルバムの発表当時、ザッパ先生は前のマネージャー、ハーブ・コーエンとの訴訟騒ぎの真っ最中でした。そのおかげで、レコード契約もディスクリート・レーベルから一時的にワーナー・ブラザーズへと戻されます。さらにリハーサル室への立ち入り禁止や、テープの保管所の使用禁止など活動しにくい状況に置かれていました。加えて、40人近いオーケストラを結成しますが、レコード会社からは十分な協力が得られず、中途半端に終わってしまいます。このアルバムはそんな中で制作されました。当初は2枚組が計画されていましたが、あまりはっきりしない理由で1枚に圧縮されています。レコード会社と悶着があったんでしょうかネ。

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アルバムは、お気に入りのドラマー、テリー・ボジオとザッパ先生の二人が中心になって制作されています。ザッパ先生は、いつものボーカルとギターに加え、ベースやシンセ、キーボードも演奏しているので、テリーのドラムでまずはバンド完結です。曲によっては二人だけのものもあります。これに若干のゲストが加わる構成です。ゲストには、ルース・アンダーウッドやロイ・エストラーダなどの常連に加えて、キャプテン・ビーフハートなども呼ばれています。ただ、総じて役割は大きくありません。一曲だけ、大阪ライブが収録されています。それが、ギタリスト、フランク・ザッパの代表曲である「ブラック・ナプキン」です。これって嬉しいですよネー。日本(大阪)でのライブがよりによって名曲「ブラック・ナプキン」のお披露目なワケですから。他にはキャプテン・ビーフハートの私生活を歌った「拷問は果てしなく」やフュージョン風インスト「ズート・アルアーズ」、チャラい「ディスコ・ボーイ」など結構いい曲が並んでいます。しかし、難点もあります。一つにはアルバムとしてのまとまりに欠けるコトと、も一つはそれらの名曲は後に発表されるライブ音源の方がこなれていて良かったりすること。つまり結果的に、ザッパ・ファンの間でもあまり人気のないアルバムになってしまいました。一曲、一曲はいいんですけどネー。難しいところです。ところで、ジャケットに写っているのは、フランク・ザッパのまわりに、テリー・ボジオ、エディー・ジョブソン、パトリック・オハーンの3人。美形の若者を従えたザッパ先生です。しかし、エディーとパトリックの二人は、このアルバム制作後にジャケット撮影前に加入した人です。要するに演奏してないです。😰  ま、そんなところも面白いと思ってしまうファン心理ということです。←(レアな?)

🎦Frank Zappa - Black Napkins Oct.28, 1976 - YouTube

f:id:montana_sf16:20220423162912j:image ※参考👇️f:id:montana_sf16:20220423164603j:image f:id:montana_sf16:20220423162849j:image