montana_sf16’s diary

気まぐれではありますが「過去記事」を少しずつ掲載していきたいと思います。※アルバム紹介について。⇒ バンド名~アルバムタイトル~(掲載年月) ←この順番になっています。何かご覧になりたいもの等ございましたら受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

オアシス モーニング・グローリー (2012―7)

f:id:montana_sf16:20230502152116j:image f:id:montana_sf16:20220921205839j:image💿️Oasis - (What's the Story) Morning Glory? (1995 - Full Album) - YouTube

オアシスは中毒性があります。つい昨日ですが、久しぶりにデビュー・アルバムを聴きましたところ、今日は一日中オアシスが頭の中で鳴っていました。ま、そういうわけですけど、あえて無視(←掲載順)しますが、今日は2枚目にいってみたいと思います。ただ、こっちの方がさらに中毒性が高いんですよね。明日はどうなりますやら。オアシスのセカンド・アルバムはそれこそ記録的な大ヒットになりました。イギリスのヒット・チャートで10週連続1位を獲得し、一時はビートルズの「サージェント・ペパーズ」の売り上げ記録を塗り替える偉業を達成しています。なお、現在では再逆転した上に、クイーンの「グレイテスト・ヒット」にも抜かれて歴代3位だそうです。全世界では2200万枚を超える大ヒットだということで、まさにモンスター・アルバムです。日本でも大いに売れました。米国でも4位と大健闘しています。しかし、何といってもイギリス。おそらくイギリス人の半数は、このアルバムの曲を全曲歌えると思いますよ。実際、ロンドン・オリンピックの閉会式でリアムが「ワンダーウォール」を歌った際、観客席から合唱が聞こえてきました。この歌はアルバムからのサード・シングルで1位にこそなりませんでしたが、完全にスタンダードと化しています。ご紹介するPVのカウンターは5000万を超えています。凄いですね。デビュー・アルバムはかなりワイルドでラフな作りだったのに対して、このアルバムは随分と洗練されています。前作で魔法を使ったオーウェン・モリスがプロデューサーとして本領を発揮しました。キャッチーなメロディーはますます洗練されていますし、サウンドはキーボードが加わって多彩になりました。前作は勢いで全編押し通していましたが、今回はバラードっぽい曲が含まれています。それにノエルが一部リード・ボーカルをとっています。

f:id:montana_sf16:20220921213919j:image f:id:montana_sf16:20220921213945j:image f:id:montana_sf16:20220921214000j:image 
f:id:montana_sf16:20220921214039j:image f:id:montana_sf16:20220921214059j:image 🎦Oasis - Wonderwall (Official Video) - YouTube

🎦Oasis - Don't Look Back In Anger (Official Video) - YouTube

シングルは、「サム・マイト・セイ」、「ロール・ウィズ・イット」、「ワンダーウォール」、「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」となっていて、最初と最後が1位となりました。どれも名曲です。その他の曲では、兄貴ポール・ウェラーが参加した「シャンペン・スーパーノヴァ」やタイトル曲もいいですね。なお、ポール・ウェラーは新たなドラマーを紹介しました。これは大正解だったようです。この頃、オアシスは何かと英国の音楽メディアの話題でした。まずは同時期に頭角を現したブラーとのライバル物語。オアシスはマンチェスター、ブラーはロンドン、階級も違いそうな佇まいの対照的なバンドです。両バンドは同じ日にシングルをリリース、結果はシングルを同時に2種類発売したブラーの作戦勝ちでした。もう一つはノエルとリアムの兄弟喧嘩です。ノエルがリード・ボーカルをとったことを気に入らないリアムとの間で分かりやすい確執が生じ、二人は大ゲンカします。メディアにとってはおいしい見世物ですよネ。ブラーとのライバル物語はいつの間にか語られなくなりますが、兄弟喧嘩の方は今でも話題が続いています。オアシスの特徴であるビートルズゆずりのメロディー・センスはこのアルバムで最高潮に達します。それまでの英国の楽曲からメロディーを一部借用したような曲もありますが、ノエルの作り出すメロディーは本当に素晴らしいです。このアルバムで一般的な人気を不動のものにしました。ほとんどの曲が、もはや英国のスタンダードとなっています。その意味ではビートルズと肩を並べるほどです。もちろんオアシスの代表作ですし、自分も大好きです。しかし、デビュー・アルバムのワイルドな魅力も捨てがたいので、最高傑作という言い方は躊躇してしまいます。ちなみにノエルはデビュー盤が一番好きなようです。

(What's The Story) Morning Glory? / Oasis (1995 Creation)