montana_sf16’s diary

気まぐれではありますが「過去記事」を少しずつ掲載していきたいと思います。※アルバム紹介について。⇒ バンド名~アルバムタイトル~(掲載年月) ←この順番になっています。何かご覧になりたいもの等ございましたら受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

チャック・ベリー ロックン・ロール・ミュージック(2010―12)

f:id:montana_sf16:20231018061545j:image※参考:🎦Chuck Berry - Rock and Roll Music (US TV, 1973) - YouTube

🎦Chuck Berry - Rock and Roll Music - Toronto, Canada - 1969 (full concert) - YouTube

紙ジャケで発売されたので、思わず買ってみましたが、フランスのレーベルによるコンピレーションのようで、何だかバチモンの匂いがします。よくワゴンで売ってる500円くらいのCDのような匂いです。ポリシーに反してます。ぶつぶつ。(# ̄З ̄) チャック・ベリーはロックンロールの創始者の一人とされています。今でもロックン・ロールを記号的に表す時には「ジョニー・B・グッド」のイントロが流れることがあります。それくらいロックン・ロールと一体化した人だと言えると思います。また、ビートルズストーンズなどのロック・ジャイアントが、子どもに帰ったようなはしゃぎっぷりでチャック・ベリーに対する姿は胸を打つものがあります。しかし、70年代辺りからロックを聴き始めた世代にはビートルズストーンズなどの60年代ロックこそが「始まり」ということになるので、彼らが讃えれば讃えるほど、チャック・ベリーなどのオリジネーターは紀元前の存在ということになっていきます。つまり、今一つ感情移入ができないんです。~続⤵️

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f:id:montana_sf16:20231018072531j:image f:id:montana_sf16:20231018072542j:image f:id:montana_sf16:20231018072557j:image🎦John Lennon Introduces Chuck Berry on The Mike Douglas Show (shorts) - YouTube

🎦Chuck Berry & John Lennon Perform “Johnny B. Goode” (Live in 1972) - YouTube

ブルースやジャズなどですと、あんまり他人に惑わされることなく、音楽を虚心坦懐に楽しむことができるんですが、ロックン・ロールの場合は少し違います。何と言うか、妙な具合に語られ過ぎなんですよね。音楽の枠を超えて文化そのものとなったエルビスに比べると圧倒的に知名度が低い。だから余計に語られるんでしょうが、子どもの頃に熱くなった経験がないとちょっと鬱陶しい感じさえします。まあそれはそれとして、このCDです。素直にいい曲が多いと思います。「ロール・オーバー・ベートーベン」「ロックン・ロール・ミュージック」「ジョニー・B・グッド」「メイベリーン」などスタンダードとなった曲満載です。ビーチボーイズの「サーフィンUSA」の元歌「スウィート・リトル・シックスティーン」も入っています。まさにロックン・ロール大会です。ギター一弾きでロックン・ロールだと分かります。この人は3回も刑務所に入った人で、生涯チンピラ感が漂う人です。そんな軽さは魅力の一つです。ロックン・ローラーの鏡のような人ですね。

Rock And Roll Music / Chuck Berry (1973 Vinyl)