montana_sf16’s diary

気まぐれではありますが「過去記事」を少しずつ掲載していきたいと思います。※アルバム紹介について。⇒ バンド名~アルバムタイトル~(掲載年月) ←この順番になっています。何かご覧になりたいもの等ございましたら受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

ローリング・ストーンズ イッツ・オンリー・ロックン ロール (2016―7)

f:id:montana_sf16:20231018133541j:image💿️It's Only Rock 'N' Roll (2009 Re-Mastered) - YouTube

♪たかがロックン・ロールだけど、俺はこれが大好きだ♪。シンプルなメッセージをタイトルに据えたローリング・ストーンズのアルバムです。発表当時は、何の疑問もなく、ストーンズのメッセージとして受け止めていました。しかし、よく考えてみると、こういう直截なメッセージはストーンズには似合いません。特にこの時期のストーンズはもはやパンク的な怒れる若者たちではありませんでしたし、原点回帰のアルバムを作ったわけでもありません。タイトル曲は、後にストーンズに加入するロン・ウッドのソロ・アルバム作りをミック・ジャガーが手伝った縁で、二人のセッションから生まれた曲です。基本的な部分はロニーが作っていますから、当時のストーンズからしてみれば異色です。それにどうやらその時のセッションからリズム・セクションが借用されている模様で、ケニー・ジョーンズとウィリー・ウィークスへの謝辞が述べられています。ますますストーンズっぽくありません。なお、同セッションにはデヴィッド・ボウイも参加していたらしいです。加えて、このアルバムの中で一番の聴き物、「タイム・ウェイツ・フォー・ノー・ワン」は、ミック・テイラーの美しすぎるギター・ソロが聴けるだけでなく、曲自体もほとんどテイラーの曲と言っても良い楽曲です。要するにアルバムの中心に座っている曲が、それまでのストーンズからすれば異色です。キース・リチャーズらしくないと言い換えてもよいでしょう。

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キースは、この当時、麻薬のせいで当局との間でトラブルが続いており、徐々にジャガーの発言力が増してきました。そんなわけで、キースがサウンドを差配していた時期を理想とする人々の間では評判がそれほどよろしくないアルバムです。ミックが主導権を完全に握るのはもう少し後ですから、ちょうど過渡期にもあたり、そちらサイドからも特に傑作だとは言われていません。本作品は、前作発表後、さほど間を置かずに制作が始まりました。制作は、前作はジャマイカでしたが、今回は西ドイツのミュンヘンで比較的短期間に集中して行われています。傍目には充分に充実していたと言える経過です。前作にもまして、一曲一曲にアイデアが練り込まれており、スーパースターとしてのストーンズの余裕の新作だと思ったものです。ストーンズと時代を並走した団塊の世代の方は失望したかもしれませんが、大御所としてのストーンズとしては申し分ないと思います。プロデュースは、ジミー・ミラーに変わって、グリマー・ツインズが担当しています。ミックとキースの変名で、ここからセルフ・プロデュースが始まります。前回のセルフは、失敗でしたが、やはり大御所になるとそこもクリア出来てしまいます。グルーヴはますます深みを増して、味わいが濃くなりましたし、ミック・ジャガーのボーカルが前に出てくるようになって、新味も加わりました。大らかなこの作品を聴いていると、メンバー間の確執が深まったことが嘘のようです。~続⤵️

It's Only Rock'n Roll / The Rolling Stones (1974 Rolling Stones)

あの、ここまで書いといて何ですが、実は…🙄 観に行っちゃいました~✌️🎵

🎦Brown Sugar - Tina Turner & Mick Jagger - YouTube

🎦Mick Jagger + Tina Turner - It's Only Rock'n'Roll 1988 Japan - YouTube

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ミック・ジャガー初来日公演、東京ドームのこけら落とし                   ボチッと👉️ https://reminder.top/324722881/