montana_sf16’s diary

気まぐれではありますが「過去記事」を少しずつ掲載していきたいと思います。※アルバム紹介について。⇒ バンド名~アルバムタイトル~(掲載年月) ←この順番になっています。何かご覧になりたいもの等ございましたら受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

クロディーヌ・ロンジェ 恋はみずいろ (2012―10)

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 f:id:montana_sf16:20240305025401j:image💿️Love Is Blue - YouTube

昭和生まれはもちろん、平成生まれですらこの曲を聴いたことない人は居ないのではないでしょうか?🤔、このアルバムは自分が洋楽に目覚める前夜の洋楽です。なんか変な言い方ですネ…www😆 ま、つまり映画かテレビしか音楽情報源を持たなかった小学生の自分にも聞こえてきた洋楽ということです。もちろんこのLPレコードも兄の所有でした。又、当時を振り返るとうっすらと憶えているのが、ピーター・セラーズ主演の「パーティー」と言う映画で、何しろ大好きで。。大人になってから見なおしたトコロ、ど-やら彼のインド英語は本物でした。かつての在日パキスタン大使閣下がお墨付きを与えてくれました。発音だけでなく、彼が操るフレーズはインド人以外にありえないんですよね。「パーティー」で歌っていた可愛らしい女の子がこのクロディーヌです。可愛らしい女の子でしたが、この時すでにアンディ・ウィリアムズ夫人として子どももいたんですね。知りませんでした。彼女は、子どもの頃からフランスで芸能活動をしていましたが、アンディとの結婚後、アメリカに移住します。アメリカでは育児に専念するつもりでしたが、徐々に芸能活動を再開します。そして、勧められるままに歌を歌うと、A&Mの創始者ハープ・アルバートがこれをいたく気に入り、敏腕プロデューサーのトミー・リピューマを起用してレコード・デビューを果たしました。このアルバムは彼女の3枚目のアルバムです。この時、68年ですから、まだ26歳でした。フランス語なまりの英語で可愛らしく歌われる黄金のポップスです。~続⤵️

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その昔、正しい洋楽とはこういう音楽だったんです。言わばビートルズやら何やらは不良の音楽です。ルックスも含めて歌謡曲と地続きですから、すんなりと日本にもなじみます。フレンチ・ポップスではありませんが、とてもとても愛らしい歌唱は魅力的でした。何といっても外人さんですしね。まだまだ戦後でしたからネ~。白人は何といっても偉かったんですよ。それはさておき、歌謡曲との決定的な違いがあります。それはプロデューサーの顔が見えるということです。トミー・リピューマのプロデュースにニック・デカロのアレンジ。両者ともにアメリカのポピュラー音楽史に燦然と輝く大物です。この二人がクロディーヌの音楽監督となっているんです。クロディーヌの魅力を最大限に引き出すことを考えた選曲を、実に緻密で丁寧なアレンジで支えています。ビージーズや、ランディ・ニューマン、ポール・ウィリアムス、ロジャー・ニコルスといった後の大物、当時の新鋭を起用して新しいポップスの波にも目を配る一方、ミュージカル「南太平洋」からの曲を加えて良識にも配慮と心憎いです。表題曲は、もとはユーロヴィジョン・コンテストの入賞曲にして、ポール・モーリアのインスト・ヴァージョンが全米1位を5週連続で獲得した大ヒット曲です。日本でも無茶苦茶有名ですよね。それをすかっとさわやかに歌うクロディーヌは素晴らしいです。可愛らしいことこの上ないです。今や、モンドとかソフト・ロックとかなんやらかんやらで再評価されていて嬉しい限りです。本格的にロックに目覚めてからは、長い間、忘れ去っていましたが、こうして聴き返してみると、意外にもしっかりした音楽なので、忘れていたことをなんだか申し訳なく思いました。

Love Is Blue / Claudine Longet (1968)