montana_sf16’s diary

気まぐれではありますが「過去記事」を少しずつ掲載していきたいと思います。※アルバム紹介について。⇒ バンド名~アルバムタイトル~(掲載年月) ←この順番になっています。何かご覧になりたいもの等ございましたら受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

中森明菜 ベスト (2012-6)

f:id:montana_sf16:20220326174903j:image💿️BEST - YouTube

数少ない "もんたな(HENTAI?)blog" 読者の皆さまには意外でしょうが、たまには「変化球」でも。ってコトで今回は中森明菜さん。いってみま… (///∇///)/

f:id:montana_sf16:20220501023951j:image f:id:montana_sf16:20220501024009j:image f:id:montana_sf16:20220501024022j:image

1980年代の日本の歌姫、中森明菜の初期と言いますか、全盛期を収めたベスト・アルバムです。「ちょっとエッチなミルキーっ娘」でデビューしてから、ヤンキーバリバリの時代を経て、本格派アーティストとしての自我に目覚めた時代までが網羅されています。どの曲も大ヒットした超有名な作品ばかりですから飽きません。しかし、発売順に並んではいないので、ちょっととまどいがないと言えば嘘になります。ライバルとされた松田聖子と違って、振幅が大きい人なだけに、発売順の方が素直でした。この頃は、山口百恵の引退で空位になったアイドル女王の座を松田聖子が射止めた、と思ったら中森明菜が割って入ってきたという感じでした。Jポップに新感覚をもたらした松田聖子に比べますと、中森明菜は、「情」とか「恨」とかそういう言葉がよく似合う人です。意匠はかなり違いますが、新しい演歌と言ってもおかしくないです。そいう意味では山口百恵の後継者にふさわしいのは中森明菜の方でした。ただ、キャラが被ったとも言えますから、持続力では松田聖子に劣ることになったのかもしれません。彼女はシングル・カットする曲の選曲に随分と自分の意見を言った人らしいです。確かに普通は選ばないような曲がシングル発売されていて、それがまたサンバだったりアフリカだったりと新鮮でした。「ミ・アモーレ」の歌詞を変えた「赤い鳥が逃げた」12インチ・ミックスなんて試みもありました。アーティスト感覚が鋭かったんでしょうね。でも、彼女の場合、何をやっても実に正統派歌謡曲でした。編曲が致命的に伝統的な歌謡曲なんですよね。サンバ・ホイッスルが入ろうともストリングスの入り方なんかがもう典型的だし、彼女のブレイクのきっかけとなった「少女A」のイントロのギターには「おおっ、歌謡曲もついにココまで!👀💦」と一瞬思いましたが、あっという間に典型的な歌謡路線に変わってしまいます。それに、たとえばデビュー曲「スローモーション」の声などまるでアイドル盛りになっていて、後の彼女の声とは別人のようです。その後も、今一つプロダクションに愛情がない気がするんですよネー。彼女の歌唱の録り方も若干不安定です。楽曲はとても魅力的ですし、実験精神にあふれてもいるんですが、そんなこんなでレコードはちょっと残念な気がします。ぶっちゃけテレビで見てた方がいいです。😥

f:id:montana_sf16:20220326181214j:image f:id:montana_sf16:20220326181232j:image f:id:montana_sf16:20220326192907j:image
 f:id:montana_sf16:20220326181246j:image f:id:montana_sf16:20220326181301j:image🎦【歌詞付き】スローモーション / 中森明菜 - YouTube

ご存知の通り、彼女は後に事件を起こして、しばらく休養します。その後、復帰してもみんなが腫れ物にさわるように扱っていました。もう随分時間が経ってますし、世間の人は何があったか忘れてしまっていると思いますが、何となく「何かがあった人」という雰囲気が抜けません。生前のマイケル・ジャクソンに近い感じです。どうしても「あの中森明菜」ということになってしまいます。彼女が歌謡界にもたらした貢献はとても大きいものがあるだけに残念です。もしも彼女がいなかったら、80年代前半の歌謡界は随分つまらなかったでしょう。「ぅわぁーー♪」というシャウトの魅力、絶妙なドスの効き具合は時代にぴったり寄り添っていましたから。彼女の歌唱は、カラオケでなくてはならないシャウト系に加えて、名バラード「セカンド・ラブ」から、「ミ・アモーレ」、「ソリチュード」などの実験的な名曲までバラエティーに富んでました。ま、言うなればジュリーのような感じですかね。そんなわけなので、自分と同世代の方なら、幅広い選択肢の中から、必ず好きな中森明菜の1曲を選べるはずです。自分はどれも好きですが、この曲と言われれば「サンド・ベージュ」ですかネー?🤔 皆さんはどーでしょう?。

Best / Akina Nakamori (1986 ワーナー・パイオニア

※参考⤵️                  [ 聴かないデジタルより聴くアナログ | LP盤 | 2022年03月26日号 | #中森明菜 / BEST AKINAhttps://blog.goo.ne.jp/books_channel/e/47a9c055b8a5b69d5be9c507f94c7bd5 #gooblog