montana_sf16’s diary

気まぐれではありますが「過去記事」を少しずつ掲載していきたいと思います。※アルバム紹介について。⇒ バンド名~アルバムタイトル~(掲載年月) ←この順番になっています。何かご覧になりたいもの等ございましたら受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

ガンズ・アンド・ローゼズ アペタイト・フォー・ディストラクション (2019-9)

f:id:montana_sf16:20220429142130j:image f:id:montana_sf16:20220429150631j:image🎦Appetite For Destruction - YouTube

ガンズ・アンド・ローゼズのモンスター・デビュー・アルバム、「アペタイト・フォー・ディストラクション」です。米国だけで1800万枚を売り上げ、全世界では3000万枚に迫るというウルトラ特大ヒット・アルバムです。まさにモンスター。しかし、最初からバカ売れしたわけではありません。無名の新人バンドのデビュー作ですから、全米チャート初登場は182位で、その後50週をかけて1位の座に輝いています。まだまだヒットチャートが生き生きとしていた時代ならではのお話です。MTVが当たり前になっていた音楽シーンにあって、ツアーにツアーを重ねて広いアメリカでファンを獲得していったのですから見上げたものです。ま、大ヒットのきっかけは「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」のMTVでのオンエアなのですが。その「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」はガンズの代表曲となっています、これまたシングル・カットされた時にはトップ100にも入りませんでした。それが後にトップ10に入るのですから、彼らの人気の出方が分かるというもの。このアルバムからシングル・カットされて1位に輝いたのは「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」でした。実に味わい深いスウィートな愛の歌で、スラッシュのギター・ソロが冴えわたります。何とユーチューブでの再生回数は10億回を超えています。凄いっ。凄過ぐるぅ~!😱💦、

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🎦Guns N' Roses - Welcome To The Jungle - YouTube

ガンズ・アンド・ローゼズはヘビメタの救世主。なんて呼ばれることもありますが、あまりヘビーメタルっぽくはないです。様式美の世界というよりも、たとえばエアロスミスに近い立ち位置で、レッド・ツェッペリンよりも心もちストーンズ寄り。ボーカルのアクセル・ローズは特徴的な金属質の声で歌いますが、時々味のある地声が登場します。この二つの声が同居するところがとても新鮮です。ハード・ロックならではのスピード全開のボーカル自体かなり久しぶりに聴いた気がしたものです。もう一つの看板はもちろんスラッシュのギターです。極めてオーソドックスなギターで、安心して存分にテクニックを味わうことができます。泣きのフレーズを満載させたギター・プレイは、この当時は珍しくなっていました。そこを敢えて正面突破です。曲作りの中心となっていた同じくギターのイジー・ストラドリンにベースのダフ・マッケイガン、ドラムスのスティーヴン・アドラーを加えた5人組が奏でるサウンドは「圧倒的なパワーと完成度を誇る」、「ロック史に堂々と聳える金字塔」です。また、ガンズはスキャンダルの絶えないバンドだったことでも有名です。その点もガンズの昔気質のロック野郎像に一役買っています。サウンドの冒険が続き、目新しいサウンドでなければ評価されない空気の中で、堂々と歩む彼らは衝撃的でした。どこが新しいというわけでもなく、吸収してきたすべてのロックを消化して極めてまっとうなハード・ロックをこれでもかと連打するこのアルバムには驚かされます。自分たちのサウンドに迷いがないスタイルの新しさではなく、中身の充実で勝負する正統派です。

Appetite For Destruction / Guns N' Roses (1987 Geffen)