montana_sf16’s diary

気まぐれではありますが「過去記事」を少しずつ掲載していきたいと思います。※アルバム紹介について。⇒ バンド名~アルバムタイトル~(掲載年月) ←この順番になっています。何かご覧になりたいもの等ございましたら受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

イーグルス イーグルス・ライヴ (2021―11)

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f:id:montana_sf16:20231120195507j:image f:id:montana_sf16:20231120195515j:image💿️The Eagles Live 1980 - YouTube

イーグルス初めてのライヴ・アルバムです、と紹介するのか、イーグルス最後のアルバムですと紹介するのか迷う一枚です。ちなみにイーグルスの二枚目のライヴ・アルバムは、イーグルス再結成後初めてのアルバムです。ライヴで句読点をうつバンドです。「イーグルス・ライヴ」はほぼ解散が決定事項となってしまったにも係わらず、レコード会社との契約上、さらにアルバムを発表しなければならなかったため、その契約上の義務を果たすことを目的に企画されたというのが定評です。しぶしぶ発表された模様です。このアルバムはローリング・ストーン誌では「恐らく最もオーバーダビングが施されたライヴ・アルバム」と紹介されています。イーグルスは完璧主義者なので、ライヴをそのまま発表することそのものに躊躇があったのでしょう。契約の定めがなければ出ない一枚でした。本作品に収録されているのは「ホテル・カリフォルニア」ツアーから1976年10月のステージと「ロング・ラン」ツアーから1980年7月のステージのライヴ録音です。4年の間が空いており、ベースはが前者がランディ・マイズナー、後者がティモシー・シュミットとなっています。選曲はちょっと不思議です。必ずしもベスト・ライヴ的な選曲にはなっていません。シングル・チャート1位曲でも「ホテル・カリフォルニア」、「ニュー・キッド・イン・タウン」、「ハートエイク・トゥナイト」は入っていますが、「我が愛の至上」と「呪われた夜」は入っていません。それにイーグルスの曲ではなく、ジョー・ウォルシュのソロ曲が2曲も入っています。~続⤵️

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f:id:montana_sf16:20231122135412j:imagef:id:montana_sf16:20231122135438j:image f:id:montana_sf16:20231122135355j:image🎦Eagles - Hotel California (Live 1977) (Official Video) [HD] - YouTube

🎦Eagles - I Can't Tell You Why (Official Video) [HD] - YouTube

ウォルシュは♪次のアメリカ合衆国大統領♪とMCに紹介されており、メンバーの中で最も安定した人気者ぶりをみせています。殺伐としたバンドにあって貴重な存在です。ライヴ演奏はかなりレコードに忠実です。後でずいぶん手が加わっているのでしょうが、イーグルスはもともとギターも三人いますし、メンバー全員でハモったりするバンドなので、どの音が重ねられいるのか今一つ分かりにくいです。サポートもいるのでなおさらです。最後の仕上げは全員が顔を合わせたわけではなく、グレン・フライとその他のメンバーがロサンゼルスとマイアミに分かれて作業を行ったようで、本作品のことを調べれば調べるほど、そうした悲しい話を聞かされるはめに陥ります。残念なことです。それはともかく、本作品の目玉の一つはやはり「ホテル・カリフォルニア」のライヴが聴けるということでした。ここではレゲエ・リズムがよりシャープになって全体に力がみなぎっていますし、ドン・フェルダージョー・ウォルシュのギター・バトルも想像通り圧巻です。もう一つの目玉はカントリー歌手スティーヴ・ヤングの名曲「セヴン・ブリッジズ・ロード」の5人ボーカル・ハーモニー・バージョンです。さすがはコーラスワークに定評があるイーグルスです。この曲はシングル・カットされてそこそこのヒットを記録しました。緻密に練り上げられたライヴを垣間見ることのできるアルバムで、イーグルスはその実力を遺憾なく発揮しています。ライヴらしい緩さがあまりないのが少し残念ではありますが、それもまたイーグルスらしいところなのでしょう。もっとライヴ盤を出してほしかったですね。

Eagles Live / Eagles (1980 Elektra)