montana_sf16’s diary

気まぐれではありますが「過去記事」を少しずつ掲載していきたいと思います。※アルバム紹介について。⇒ バンド名~アルバムタイトル~(掲載年月) ←この順番になっています。何かご覧になりたいもの等ございましたら受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

ジョン・レノン イマジン (2017-8)

f:id:montana_sf16:20211231173701j:image💿️Imagine (FULL ALBUM) - John Lennon - YouTube

ジョン・レノンのジャケット写真はオノ・ヨーコが念を入れてポラロイド撮影したものだそうです。雲は合成なのでしょうが、それを差し引いても靄がかかったようになっているのはヨーコの念力によるものです。そいえば当時、ポラロイドの念写が流行ってました。説明の必要もない名盤です。アルバム・タイトルともなった名曲「イマジン」はジョンの代名詞となっているばかりか、すべての平和を願う運動のテーマ・ソングとなって永遠の命を獲得しています。平和は遠く、シンプルでナイーブな歌詞は残念なことに今でも有効です。♪天国も、地獄も、そして財産のない世界を想像してごらん♪、♪いつの日か、世界はひとつになったらいいと思う♪。実質的にヨーコとの共作であるこの曲は、ロックの世界をはるかに超えて広がって行きました。当時はベトナム戦争の最中で、「イマジン」は戦意を喪失させるとして放送禁止になったそうです。湾岸戦争でも9・11でも放送は自粛されたということですから、当局にとっては喉元に突き付けられた匕首のような曲なのでしょう。コレは もはや1つの権威です。

🎦プロモーション・ビデオ「Imagine」 - YouTube

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「ジョンの魂」発表後、ジョン・レノン周辺はビートルズ解散訴訟やら何やらでゴタゴタしてました。しかし、ジョンの創作意欲は衰えず、ジョージ・ハリスンを誘って本作品の制作にかかりました。前作はリンゴ、本作はジョージ。決してポールではありません。前作が今一つ理解されなかったという思いを抱いていたジョンは、本作品ではストリングスを全面的に導入して見事に成功します。本作品はジョンのソロとしては初めてイギリスでもアメリカでも日本でも1位を獲得しました。後に「前作と同じメッセージを持つアルバムだが、オブラートに包んだから受け入れられたのさ。それでわかったよ。政治的なメッセージにはほんの少し砂糖をまぶしてやればいいんだ」とジョンは語ってます。その言葉通り、極めてパーソナルな色彩の強かった前作に比べるとずっと聴きやすいサウンドになってますし、ジョンの声も少し柔らかい。ひねくれものの私、個人的にはジョンに絡めとられたくはないものですから、エンターテインメント性が高いこれくらいがちょうどいいです。ジョージ・ハリスンのギターやニッキー・ホプキンスのピアノを始め、ブルース色の強い演奏にも、柔らかなバラードにも対応して変幻自在です。前作ほどではないにしても、基本は簡素な演奏ですが、ストリングスのコーティングなしでも柔らかいです。このアルバムでは「ハウ・ドゥ・ユー・スリープ?」も話題になりました。ポール・マッカートニーを当てこすった歌です。豚の耳をつまんだ封入写真も同趣旨で、ジョンの「大人げなさ」が全開です。ジョンの人間的な魅力の負の側面ですから仕方ないのでしょうけど。。。                  本作品は、後にロキシー・ミュージックがカバーする「ジェラス・ガイ」やアルバムを締めくくるハッピーな「オー・ヨーコ」など、結局のところ、巨大な才能による捨て曲なしのアルバムになっています。さすがはジョン・レノン。ため息がでます。😞💨             

Imagine / John Lennon (1971 Apple)

🎦2007年 Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ 「Imagine」 - YouTube

🎦忌野清志郎 IMAGINE - YouTube