montana_sf16’s diary

気まぐれではありますが「過去記事」を少しずつ掲載していきたいと思います。※アルバム紹介について。⇒ バンド名~アルバムタイトル~(掲載年月) ←この順番になっています。何かご覧になりたいもの等ございましたら受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

グスターボ・ドゥダメル Rシュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき (2013-8)

f:id:montana_sf16:20231224220642j:image💿️R. Strauss: Also sprach Zarathustra, Op. 30 - Das Grablied (Live At Philharmonie, Berlin / 2012) - YouTube

🎦Strauss: Also sprach Zarathustra / Dudamel · Berliner Philharmoniker - YouTube

大変残念です。このジャケットじゃないでしょう。そりゃあ「2001年宇宙の旅」で有名な曲かもしれませんよ。しかし、この作品の売りはそこじゃないでしょう。ここはすっきりとブックレット裏表紙の写真を前に持ってくるべきでした。それが下の写真です。どうです。絶対こちらでしょう。個人的には大巨人アンドレ・ザ・ジャイアントを思い出しましたけれど、100年に一人の天才指揮者と言われるグスターボ・ドゥダメルが、大きなジェスチャーで喜びにあふれる表情をしています。ジャケ買いなら断然こちらです。グスターボ・ドゥダメルは、帯の解説を引用しますと、「32歳の、いま世界で最も多忙で旬と言われる天才指揮者」です。「ベネズエラの国家的青少年育成プログラム、エル・システマで教育を受け、2004年にマーラー国際指揮者コンクールで優勝、現在では、ベルリン・フィルの次期首席指揮者の最有力候補との呼び声も高い」人です。

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クラシック愛好者の方々のブログを拝見するとドゥダメルの話題で持ち切りです。それほどクラシック界を震撼させている期待の新星なんですネー。ちなみに検索は「ドゥダメル」もしくは「デュダメル」でどうぞ。興奮気味に語られる方も多いですし、皆さん、概ね好意的な書き方です。何やら彼の指揮は楽しいようですね。クラシックを初めて見る人でも十分に楽しいそうですから、大したものです。ハービー・ハンコックとの共演もありますし、若い感性なんでしょうね。そんな「100年に一人の天才指揮者、ベルリン・フィルとの記念すべき初録音!」は「21世紀の『ツァラトゥストラ』登場!」となりました。合わせて、同じリヒャルト・シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」と「ドン・ファン」が収められています。リヒャルト・シュトラウスの楽曲は、やたらと「プロにはプロなりの、素人は素人なりに楽しめる」と評されることが多く、この3曲も例外ではありません。指揮者も楽曲も素人にも受けるということで、自分のような素人にはぴったりのアルバムです。まず、録音がいいです。クラシックには間違いありませんが、録音はロック的です。奥行きはあるんですけれど、昔のデッカ・レーベルの名録音とは明らかに質感が違って、リアルで生生しい音です。ミキシングが違うんでしょうか。より聴く者に近いサウンドです。演奏も見事に開放感に溢れていて、とても楽しそうです。難解さのかけらもない伸びやかなサウンドは本当に素晴らしいと思います。この曲とこの指揮者の組み合わせはパーフェクトではないでしょうか。

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ドゥダメルさんが語るところによれば、「あの有名な美しい冒頭の音楽には、この曲の全てが表現されています」ということですから、冒頭しか知らなかった自分は一安心しました。しかし、この曲のメッセージは「人間は、内面や情緒のコントロール、思考のパワーによって夢を実現させる力を持っている」というところはどうでしょうか。それは曲のメッセージではなくて、ドゥダメルさん自身がこの曲を通じて表現しているメッセージでしょう。恐らく何を演奏してもそうなるのではないでしょうか。クラシック界の新しい風は大旋風になりそうです。ただ、あんまり太らないように気を付けてくださいネ。www🤭

Richard Strauss : Also Sprach Zarathustra / Gustavo Dudamel, Brliner Philharmoniker (2013 Deutche Grammophon)