montana_sf16’s diary

気まぐれではありますが「過去記事」を少しずつ掲載していきたいと思います。※アルバム紹介について。⇒ バンド名~アルバムタイトル~(掲載年月) ←この順番になっています。何かご覧になりたいもの等ございましたら受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

レッド・ツェッペリン イン・スルー・ジ・アウト・ドア (2014-3)

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💿️Led Zeppelin In Through The Out Door Full Album - YouTube

凄まじいジャケット再現度です。今、手元には6種類の紙ジャケットが揃っています。6枚買ったわけではありません。紙ジャケ・ボックスを買ったらオマケでついてきたんです。並べたところで大して綺麗でもないところが残念です。前作から3年半の時を経てようやく発表されたアルバムは、茶封筒に入れられて中身が見えませんでした。その中身は6種類もあり、買ってみるまでどのジャケットか分からないというAKBにこそ似合いそうな仕掛けが施されていました。何枚も買った人がいるんでしょうか?🤔 さらに言えば、この作品を前にすると何とも居心地が悪いことになってしまいます。なかったことにしてる人も多いのではないでしょうか。自分も毎回、これまで聴いたことがあったかな-?🙄 なんて思いながら聴いてしまいます。とはいえ、LP版含め20~30年以上前からウチにあるんですけどネ www🤭

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居心地悪さの理由としてあげられるのは、前作発表後にロバート・プラントさんの愛息が亡くなり、今作発表の1年後にボンゾが亡くなってしまったという事情が大きいんだと思います。前作とは随分表情の違うアルバムですから、本来ならばいろいろとツッコむ人がいてもおかしくないんですが、それって不謹慎な気がするんですよネ 😰 この作品は、一足先にジョーンジーことジョン・ポール・ジョーンズさんがいち早くスタジオ入りしたからという説が有力ですが、ジョーンジーのキーボードが大きくフィーチャーされていて、とてもカラフルな作りとなってます。ピアノが活躍したり、サンバのリズムが出てきたり、カントリー&ウェスタンだったり、アダルトなシンセ・ポップだったりとそれはもう多彩です。前作とは対照的ですが、「フィジカル・グラフィティ」と比べても、多彩さの佇まいが違います。アルバムの白眉となっている「オール・マイ・ラヴ」は、プラントさんが息子さんへの思いを歌ったバラードですが、初めて聴いた時には、まるでツェッペリンらしくない曲だと思いました。ジョーンジーのシンセがチープな味わいを出していて、これが不思議にボンゾのドラムに合うという妙な具合の名曲です。この歌、とにかくプラントさんの歌が凄いです。情感豊かに歌い上げられる歌声は一度聴いたら忘れられません。これが代表例ですけど、この作品ではジョーンジーの仕掛けによる多彩な曲調の中で、ボーカル、ドラム、ギターのそれぞれがいつもと違う環境に置かれて、その真の実力が発揮されています。というわけで、凄く面白いアルバムです。

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横綱は四つ相撲にも押し相撲にも蹴たぐりにも猫だましにも対応できるぞとばかりに、いろんなことを詰め込んでしかも重厚、どこからみてもツェッペリンという立派な作品になりました。当然のごとく英米で1位となり、日本でも2位と大健闘しました。当時、ツェッペリンはパンクスたちに恐竜扱いされていました。恐竜は滅んだ後も大人気ですし、ツェッペリンに影響を受けたアーティストたちも まだまだ滅びません。とにもかくにも凄いバンドでした。

In Through The Out Door / Led Zeppelin (1979 Swan Song)