montana_sf16’s diary

気まぐれではありますが「過去記事」を少しずつ掲載していきたいと思います。※アルバム紹介について。⇒ バンド名~アルバムタイトル~(掲載年月) ←この順番になっています。何かご覧になりたいもの等ございましたら受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

ディープ・パープル 紫の炎 (2014-5)

f:id:montana_sf16:20220215134741j:image💿️Deep Purple - Burn (Full Album) - YouTube

お家騒動直後、第三期ディープ・パープルのお目見えです。第二期は、イアン・ギランとリッチー・ブラックモアの確執で継続不能となり、ギランは早々と脱退宣言をします。さらには、リッチーまでも辞めると言いだしました。みんなで説得すると、交換条件としてベースのロジャーが辞めさせられることになりました。シン・リジーのフィル・ライノットを入れたかった、作曲を独占したかった、もっとブルースよりのベースが欲しかった。などなど、ま、真相は闇の中ということです。代わりに加入したのは、まず、ベースのグレン・ヒューズ。この人はボーカルもとり、トラピーズというバンドでそこそこ成功していました。ボーカルには、フリーのポール・ロジャースを入れたかったそうですが、それは叶いませんでした。それで、ボーカルがなかなか決まらず、スーパースターなのに新聞広告まで出したそうですが、結局、当時ほぼ無名のセミプロ、デヴィッド・カヴァーデルが抜擢されます。こちらはシンデレラ・ストーリーです。ショップ店員だったそうですから。そして、満を持して発表されたのがこのアルバムです。ぶっちゃけ、とてもカッコいい作品です。こんなblog書いてるわりに言うのも何ですが? 自分がリアル・タイムで知っているのは、このアルバム辺りからですし、思い入れも強いです。特にタイトル曲は素晴らしいです。リフもカッコいいですが、ギター&オルガンのソロが凄い。改めて聴くと、とんつくとんつく鳴るドラムがちょっと残念ですケド、パープル独自の「様式美」が極限にまで発揮された名曲だと思います。ただ、これまでに比べると、ややファンキーな感じもします。て言うかそこがグレンとデヴィッドの持ち味でもあるのでしょう。バンドの主導権は完全にリッチー・ブラックモアさんの手に握られたようです。人事異動を繰り返して、権力を掌握するというサラリーマンの鑑のような人です。リッチーに関しては、掲載済みの記事(※レインボー公演+アルバム紹介→イン・ロック)でも触れましたが、見事ハイタッチ成功~✋💦! ♪( ´∀`)人(´∀` )♪なんて嬉しい経験もありましたが、正直あまりお友達にはなりたくないタイプです…。😓  ~続⤵️

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 f:id:montana_sf16:20220215174634j:image f:id:montana_sf16:20220215174337j:image🎦Deep Purple - Burn 1974 Live Video HQ - YouTube

ま、そんなこんなで、要するにリッチーは、よりブルース寄りの音を求めていたということです。後にポップになったり、トラッドっぽくなったりする人ですから、ちょっと意外な気もしないではありません。このあたりもレッド・ツェッペリンへの対抗意識なのかもしれませんネ?ま、ともあれ「バーン」推しだった自分に対し、ちょっと大人ぶった友だちが、「いや、『セイル・アウェイ』こそが一番だ」とか言いながら、スカしてたのを思い出します。てか、ソレ言うならもっとブルースな「ミストリーティッド」でゎないんかぁーいっ💦 ("`д´)/ なんつって💦、さらにはグレン・ヒューズさんもボーカルをとっているので、厚みが増しました。そして、ジョンのシンセサイザーも目立っています。グレンのベースはよりファンキーですし、第二期に比べると落ち着いた気がします。メンバー交代直後の作品なので、フレッシュな気合を感じますし、堂々とした中にも初々しい魅力に満ちています。様式美からは少しズレつつあるのですが、ハード・ロック作品として完成度の高い傑作だと思います。

Burn / Deep Purple (1974 Purple)