montana_sf16’s diary

気まぐれではありますが「過去記事」を少しずつ掲載していきたいと思います。※アルバム紹介について。⇒ バンド名~アルバムタイトル~(掲載年月) ←この順番になっています。何かご覧になりたいもの等ございましたら受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

ジョージ・ベンソン ブリージン (2012-6)

f:id:montana_sf16:20240322122402j:image f:id:montana_sf16:20240322122409j:image💿️George Benson Breezin Album - YouTube

ブリーズィン...心地よいそよ風です。英語には日本語のような擬音語はあまりありませんが、単語そのものが音をはらんでいます。そよ風~と発音してもそよ風は吹いてきませんが、ブリーズィンならば気持ち良い風が部屋の中に入ってきます。ジャケットは、爽やかでないとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、この頃のジョージ・ベンソンは、すでに十分なキャリアを積んではいたものの、まだまだポップ界での初々しさが現れている姿です。後の彼はこんなもんではありませんから。文字も含めて爽やかなジャケットです。この作品はすでにジャズ界で名を挙げていたジョージ・ベンソンがポップ界でもブレークした記念すべき作品です。何でもジャズのアルバムとしては初のプラチナ・ディスクに輝いたとか。ビルボードのチャートで1位にもなりましたし、グラミー賞も "get" しました。シングル曲の「マスカレード」が最優秀レコード賞、アルバムが最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンスです。日本でも大いに売れました。喫茶店でも良くかかっていました。今でも時折テレビから流れてきますし、街中で耳にすることもあります。特にタイトル曲ですね。R&Bシンガーのボビー・ウーマックが、ハンガリー出身のギタリスト、ガボール・ザボに提供した楽曲です。71年のことですから、わずか5年前。それをベンソンが取り上げて特大ヒットとなったわけで、ザボさんの心中穏やかでなかったようです。

f:id:montana_sf16:20240322124103j:image f:id:montana_sf16:20220322200332j:image f:id:montana_sf16:20220322200255j:image f:id:montana_sf16:20240322124039j:image f:id:montana_sf16:20220322200316j:image🎦George Benson Live in Holland 1977 - YouTube

このアルバムを語る時に欠かせないのはプロデューサーのトミー・リピューマの存在です。彼は、アメリカの大プロデューサーで、日本ではみなさんご存知、あのYMOを発掘した人としても知られています。ベンソンのステージを見て、「いきなりブッ飛ばされたよ」ということで、彼はベンソンをワーナー・ブラザーズに引っ張ってきます。そして移籍第一弾がこの作品。凄腕とはこのことでしょう。しかも、それまでほぼギターに専念してきたベンソンの歌の魅力をいち早く見抜いた人で、このアルバムにも一曲だけですが、ボーカル曲を収録、それが大ヒットとなりました。後には、ベンソンがギターを弾くことを知らない人も出てくるほど、ボーカリストとしても成功します。ここでの曲はレオン・ラッセルの「マスカレード」。カーペンターズも歌っていました。ジョージ・ベンソンという人はとにかく凄いギター・テクニックの持ち主なんです。もともとは、ジャズ・ギターの神様ウェス・モンゴメリー直系のギターを弾く人ですが、ここではジャズにしては派手めな、ポップスとしては落ち着いた見事なギターを披露します。この音、素晴らしいです。軽めのストリングス、シンプルな主張しすぎないベース、先走らないファンクなドラム、すべてがベンソンのギターを引き立てています。立派なプロデュースだと思います。素晴らしい。👏タイトル曲は、それこそ全力を挙げてそよ風を吹かせています。心地よいです。ユーチューブのコメント欄には「パラダイス・ミュージック」というのがありました。まさにその通り。ズバリなコメントです。実は当時、ジョージ・ベンソンなんて軟弱の極みと言ってました。とはいえ、このタイトル曲のメロディーはとにかく耳についてしょうがありませんでしたから。ま、そんなことも懐かしく思いながら、今でもたまに聴いてます。季節的には春先から初夏にかけてピッタリなアルバムだと思いますが、ど-でしょう。

Breezin' / George Benson (1976 Warner)

🎸 👀


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Signature GB10EM - Jet Blue Burst
George Benson’s Classic Jazz BoxGeorge Benson is the definitive modern jazz guitarist, and the Ibanez GB10EM is his weapon of choice. This classic jazz box boasts a linden body, chosen for its combination of growling warmth and defined attack. A spruce top ensures maximum resonance and resistance to feedback. Plug the GB10EM into your favorite amp, and you’ll enjoy a clean response and clear articulation that are tailor-made for fast melodies and complex chord progressions, courtesy of a set of