montana_sf16’s diary

気まぐれではありますが「過去記事」を少しずつ掲載していきたいと思います。※アルバム紹介について。⇒ バンド名~アルバムタイトル~(掲載年月) ←この順番になっています。何かご覧になりたいもの等ございましたら受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

シン・リジィ ブラック・ローズ (2011―12)

f:id:montana_sf16:20230819184147j:imagef:id:montana_sf16:20230819184211j:imagef:id:montana_sf16:20230819184224j:image🎦Black Rose - YouTube

アイルランドの英雄」と呼ばれるシン・リジィを前に、こんなことを言うのも何ですが、この人たちもどこかチンピラ感の漂う人たちです。ま、そんなところがとても愛おしいと思ってます。シン・リジィアイルランドのバンドです。アイルランド最大のバンドは「U2」でしょうが、そういう一般的な物言いには、必ず反抗する人が出てきます。そんな彼らが真っ先に挙げるのはこのシン・リジィです。カッコいいですからね。シン・リジィの事実上のリーダーはフィル・ライノットというブラジル系アイルランド人です。そ-言うわけですから、彼の佇まいはアイルランドのバンドと聞いて思い浮かべるところと随分違います。しかし、アイルランド民謡を題材にした曲作りが得意だったりするので、音はU2よりもよほどアイルランド的です。彼らの最高傑作は意見が分かれるところですが、このアルバムも一つの候補となる作品です。彼らは比較的メンバー・チェンジが多いのですが、この作品は唯一、伝説となってしまったギタリスト、ゲイリー・ムーアが全面的に参加したアルバムです。ゲイリー色が強いですかね。~続⤵️

f:id:montana_sf16:20220407143722j:image f:id:montana_sf16:20220407143811j:image🎦Thin Lizzy - Waiting for an Alibi (Official Music Video) - YouTube

速弾きギターが冴えています。ゲイリーは前からこのバンドとは仲がよかったようですが、品行方正な人だけに、バンドの酒とドラッグ浸りが許せず、このアルバムの後、早々に脱退してしまいます。つまり、そんなバンドなんですね。彼らはご機嫌でポップなハード・ロック・バンドです。キャッチーなリフ、ツイン・リード・ギターのバトル、ファンキーな野太いベース、男っぽいボーカルがぴたりと決まると、とてもカッコいいです。それでいて、どこかチンピラ感があるんです。そこがいいです。このアルバムの白眉は、タイトル曲です。アイルランドの詩人の書いた詩に触発された曲で、アイルランドの神話上の英雄クー・フリンや、現実の英雄、ジェームズ・ジョイスバーナード・ショーオスカー・ワイルドヴァン・モリソンなどが歌いこまれています。さらにインスト部分ではアイルランド民謡のフレーズが編みこまれます。アイルランド代表の面目躍如たるものがあります。そんな気高いところもあるのですが、「S&M」なんていう曲があったりしますし、邦題名「ヤツらはデンジャラス!!」なんていう曲もあります。後者は原題が「ドゥー・エニシング・ユー・ウォント」です。つまり、こ-いう邦題がつくような扱いだったということなんです。面白いです。

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久しぶりにシン・リジィを聴いてみて、胸が熱くなりました。ロックはこうでなくてはいけません。。😌🎵🎸

Black Rose A Rock Legend / Thin Lizzy (1979)

参考 ⇒🎦Black Rose - Gary Moore Thin Lizzy Phil Lynott tribute in 2005 - YouTube